松坂桃李と詩森ろばの社会派ドラマ再び!民放ドラマがどこまで教育問題をエグるか期待大!

こんにちは、ポトレ・チェックのブロブに来ていただきありがとうございます。
2025年1月放送開始のドラマでニュースが飛んできました。
ドキッとするコンビの動きだったからです。
主演:松坂桃李
脚本: 詩森ろば
日本アカデミー賞が忖度なしで動いたかな、と思わせてくれた第43回日本アカデミー賞。
その中で異質の映画脚本が日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞しました。
そして、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞したのが同作品で主演をした松坂桃李。
東京新聞の記者・望月衣塑子さんをモデルにした安倍政権時の近畿役人の自殺事件をベースに描いた作品でした。
安倍政権時代にメディアをコントロールしようとしていた中で、まさに一石投じる作品。
フィクションかノンフィクションかグレーの中で描き通した、俳優としても出演に当時のリスクのある決断だったに違いありません。

私は、この映画に注目していたのは、詩森ろば作品を演劇で既に目の当たりにしていたからです。
社会構造を浮き彫りにしたり、社会的弱者と呼ばれる人たちの姿を、取材を通してしっかりと描いた作品を作っていたからです。
また、詩森ろば作品に私の友人も常連組で舞台出演しており、そこが繋いでくれたご縁で詩森ろば作品を体験することができた次第。
舞台とは違い、制約が厳しい民放ドラマにおいて、どんな脚本が飛び出すのか!?
どんな教育問題につっこんでいくのか非常に楽しみで仕方ありません。
松坂桃李と詩森ろばのコラボレーションが楽しめるように、その理由を少し述べていきたいと思います。
Contents
松坂桃李と詩森ろばの映画『新聞記者』を予習しておくことをおすすめ

あらすじ
引用元:映画「新聞記者」公式サイト https://shimbunkisha.jp/
ある夜、東都新聞社に「医療系大学の新設」に関する極秘公文書が匿名FAXで届いた。表紙に羊の絵が描かれた同文書は内部によるリークなのか? それとも誤報を誘発するための罠か? 書類を託された記者・吉岡は真相を突き止めるべく取材を始める。一方で内閣情報調査室、通称・内調で働くエリート官僚の杉原は、現政権を維持するための世論コントロールという仕事に葛藤していた。外務省時代の上司・神崎がビルの屋上から身を投げたことにより、杉原は内閣に対する不信感を募らせていく。そして神崎の通夜が行われた日、偶然にも言葉を交わした吉岡と杉原。2人の人生が交差した先に、官邸が強引に進めようとする驚愕の計画が浮かび上がる。
この映画はある種の怒りの鉄拳のようなものでした。
ちょうど安倍政権下のメディアコントロールが話題になっていた頃、そして安倍友の推進事業がスイスイ通って国家予算がおりていく森かけ問題。
とにかく、周りが忖度して勝手に処理してしまうほど、影響力を上げた首相。
ニュースキャスターが政権を悪くいうコメントをしようものなら、圧力をかけていくほど民主主義とは離れていく行いがあった疑惑の政権なのです。
東京新聞の望月さんは、その中でも食い込んだ取材で、ジャーナリストとしての役割を行動で移してくれた記者といっても過言ではないかもしれません。
そんな時代に、この映画のパンチは強烈でした。
その後Netflixでもドラマ化され、Netflix「新聞記者」は米倉涼子が主演していますが、こちらも好演されています。
ぜひ、ご参考ください。
詩森ろば脚本・演出の舞台世界を知っておこう!

劇団「風琴工房」という名前の頃に、「penalty killing」というアイスホッケーを題材にした舞台に友人が出演するというので観に行ったのが、詩森ろば作品との出会いでした。
下北沢のスズナリで、あの和式な空間世界において、様式なアイスホッケーの舞台は妙なアンバランスで満ちていました。
個人的は俳優の演技で感じる演劇的うるささがありました。
しかし、俳優の熱量がしっかり詰まった作品に大きな関心を抱きました。
そして、続いて観た舞台が「ちゅらと修羅」
詩森ろば作品「ちゅらと修羅」にみる沖縄の基地にまつわる物語

この頃、私も社会問題を扱った朗読やイベントに関わっており、沖縄の理不尽な基地問題、普天間基地移籍問題、米軍との不平等な密約の露呈から何か形にできないか、といった気持ちを持っていました。
そんな中、友人の俳優がまた出演するということを聞いて、「ではぜひ」と観に行った次第。
沖縄の問題を取材を通して、しっかりと舞台化した尽力に感銘を受けたのを覚えています。
演劇は映像作品やテレビに比べると表現の規制はほとんどなく自由。
その利点を生かしたものでありながら、政権批判やマスコミ批判にとどまらず、広く響く作品だったと感じました。
参考
「風琴工房」は、2018年「serial number」というユニットに変わり、噂は耳にしていました。
公式サイトはこちら「serial number公式HP」
ちなみにその後は原子力問題を扱った「アトムが来た日」や
流山児★事務所「コタン虐殺」でアイヌの問題を扱った作品を創作しています。
松坂桃李の主演へのコメントから作品への手応えを感じる

今、時代の流れと共に学校だったり、教育の抱えている問題は大きく変化していっていると思います。
引用元:Yahoo!ニュース 松坂桃李、日曜劇場初主演『新聞記者』脚本家と再タッグ 学園ドラマ「御上先生」来年1月スタート
「御上先生」は、学校で起きるひとつひとつの問題が社会全体の問題に繋がっているということを強く打ち出しているドラマです。
起きたことにちゃんと向き合い、切り取り、伝えていこうとする、そんな挑戦する姿勢に僕は強く惹かれました。
誰か一人が解決していくのではなく、みんなで向き合い、考えていく。
日曜日の夜にこのドラマを観て、翌日から学校や職場で考えたり、話し合う機会があちこちで生まれたら、幸いです。
脚本の詩森ろばさんとは『新聞記者』以来です。
あの作品によって、僕自身大きな刺激を受けました。
詩森さんの書く脚本の展開は非常に攻めていて、読んでいて引き込まれます。
今度は連続ドラマというフィールドで何かしらの変化をもたらす作品になればと願っています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca353864f42f631f37107bbf47337b9b5d442aad?page=2
松坂桃李は、その出演作品からも映画を主軸に置いた姿勢を感じています。
しかしながら、ドラマに主演するということは、ある種の挑戦かと。
それもまた、脚本家との信頼関係があってこそ。
民放のドラマ離れが進むなか、配信ドラマ以上の予算はないとしても、ドラマの内容としてのクオリティに配信ドラマと同等になる可能性を秘めているのを感じます。
松坂桃李が主演を務める日曜劇場「御上先生(みかみせんせい)」ってどんなドラマ?

本作の主人公は、東大卒のエリート文科省官僚・御上孝。ある出来事を機に「日本の教育を変えてやろう」と文科省官僚になった御上だが、現実は程遠いものだと気づく。そんな中、新たに設けられた官僚派遣制度によって私立高校への出向を命じられる御上。実質の左遷人事だが、御上は現場から声を上げ制度を改革するべく教壇に立ち、権力に立ち向かっていくのだった。松坂が御上を演じ、「VIVANT」「アンチヒーロー」の飯田和孝がプロデューサーを担う。
松坂は「日曜日の夜にこのドラマを観て、翌日から学校や職場で考えたり、話し合う機会があちこちで生まれたら、幸いです」とコメント。飯田は「松坂さん演じる御上先生に、そんな社会に一石を投じて欲しいという願いを込めて、このドラマを制作しています」とつづっている。
引用元:映画ナタリー:松坂桃李主演の日曜劇場が1月スタート、エリート官僚が教壇から権力に立ち向かう
https://natalie.mu/eiga/news/602689
この物語の概要から察するに、ただ学校のお話ではなく、現場の声を大事に声をあげることが大きなキーなのではないでしょうか?
今の政治に足りないもの、といっても過言ではありません。
また、いまの日本の教育システムに足りないものといっても過言ではありません。
不要な校則も少しずつ公になって変化してきました。
丸坊主の規制、ツーブロック禁止、靴下は黒か紺か白でデザインはワンポイント、ピアス禁止。
世界中からみても鎖国状態の息苦しさ満載の学校という小さな社会の世間体。
どんな声をひろって、脚本を起こしたのか!
楽しみですね。
松坂桃李と詩森ろばの社会派ドラマ再び!-まとめ-

期待を煽る内容の記事となりましたが、放送開始からさらに情報を追記していけたらと思っています。
期待したほどではなかったらどうしようか。
そんな気持ちもなくはありません。
そんな時は、テレビの枠が厳しいのではないのかと判断してみたいと思っています。
今回の記事をさっとまとめましたので、期待感を持ちつつ眺めてみてください。
まとめ
・映画『新聞記者』の予習をおすすめ
・骨太な脚本創作、詩森ろば作品について
・松坂桃李の作品選びとリスクを背負った挑戦
・日曜劇場「御上先生(みかみせんせい)」への期待
友人は松坂桃李ファンで「新聞記者」を観に行ったが、社会問題は難しかったが彼がみれたので良かったという・・・。
ファンにとっては、映画の内容が難しい場合、そこは置いておいて・・・となったりするようですね。
好きな俳優が、その作品を選んだことに関心を寄せ、社会問題が広く認知さらり、考えるきっかけになれば良いですよね。
映画参考記事
アクティングコーチ目線で、演技について考察した記事もぜひ読んでみてください。
📎:ピエール瀧の演技が「下手」と言われる理由!?演技のプロ目線で分析!
📎:『さよならのつづき』の第1話で面白くないと感じた!?5つの違和感とシーン!
コメント